写真・グラフィック・Webデザイナー
古木直人さん FURUKI NAOTO
BeNX(ビーイーエヌエックス)の古木直人さんです。現在は写真、グラフィックデザイン、Webデザインを主に英語を取り入れた仕事をされています。
"仕事内容について教えてください"
Webデザインをベースに、インターネット関連の仕事を行っています。現代はPC、スマホ、タブレットといった画面サイズが異なる端末が普及していますが、Webサイトがそれぞれの端末にうまく対応できない場合があります。そこで、レスポンシブデザインといったWebサイトのリニューアルを主に行い、さらに事業に適した複合的なインターネットコンテンツ制作もしています。ターゲットの生活スタイルに合わせたアプリやSNS、バーチャルリアリティ等といった機能を取り入れ、より最適化されたWebサイトにするサポートを行っています。 また今後、Webサービスとして多言語化、ローカライゼーションにも取り組んでいこうと思っています。あらゆる言語が扱えるようなインターナショナル版を制作して、外国人に静岡の名産や工芸品等の販売ができるようにしたいな、と思っています。
"デザインの仕事に就いたきっかけはなんですか?"
オーストラリアに留学した時に、写真を撮っているフランス人と出会ったのがきっかけで写真を撮るようになりました。趣味で写真は撮っていたんですが、そのフランス人に写真の現像までの作業を見せてもらった時、すごくカッコ良く見えたのでそこが始まりだと思います。 留学後の2、3年間は静岡で写真の仕事をしました。その後、東京へ出て紙媒体の経験を積んだり、映像制作の企画でオーストラリアに呼ばれて行ったり、帰ってきてからはまた東京へ行ったり、とあちこちを転々としてきましたが写真の時も、東京にいた時も、個人的に仕事を受けていたことがあったので今のスタイルになったのはその延長線上です。
"それまでの経験の中で、一番印象に残っている出来事や、出会いのエピソードはありますか?"
日豪で映像共同制作があった際に、「戦場のメリークリスマス」にも出演していたジャックトンプソンや、在オーストラリア日本大使にお会いしたことです。 共同制作では協定がないとコストがかさんでしまうので、協定を結んでもらえるよう領事館に向かった時、大使がちょうどシドニーにいるから、と食事会に招いていただきました。今までで一番緊張した体験で、ジャックさんや大使に会うというのは刺激がありましたね。
"これからの目標や、静岡でやってみたいことはありますか?"
今、静岡の街は人が減ってきているのが寂しいと思います。大学時代は外に出て、刺激を味わった方が楽しいとは思いますがその後また、静岡に戻ってきたくなるような、魅力的な仕掛けなんかができたらいいなと思います。コテラスでは街を歩いていても絶対に出会わない人と出会っているので、何か新しいものが生まれてくる前兆な気がします。言葉の壁なんかも超えたりしながら、それぞれの個性やアイデンティティを掛け合わせていいものができたらいいなと思っています。